ナスカの地上絵
世界七不思議ナスカの地上絵   MENU
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首都リマから南へ約444km、荒涼としたナスカを有名にしているのは、世界的に知られる「地上絵」だろう。グランデ川とインヘニオ川の間のナスカ台地に、およそ220キロ平方に渡り、空から眺めないとわからないほど巨大な絵が描かれている。マチュピチュと並び、ペルー観光のハイライトだ。
地上絵観光は基本的に現地発ツアーを利用する。ダイナミックな古代の“ラクガキ”を、ぜひ空から眺めてみよう。

ナスカの標高は620m、人口は約3万。地上絵をハイウェイが横切っている。
バス会社・ホテル・ツアー会社は寄り集まっている。狭い範囲なので、歩きでOK。




写真は線を強調するため、
画像処理を行なっています。


世界遺産 ペルー

登録基準:C-(i)(iii)(iv) 文化遺産 登録年:1994


ナスカ地上絵マップ
ナスカ地上絵マップ
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地上絵

地上絵と言っても、大半は直線・ジグザグ・渦巻き模様など、幾何学模様で、その数は約300本。長いものでは10kmにおよぶものもある。
意味を成す絵の数は約30点に過ぎない。その中でも、鳥の絵が最も多く、ハチドリの地上絵は代表的。絵は“ひと筆書き”されている。
地上絵の描画方法は、乾燥により酸化して黒くなった表面の石を取り除き、白い地の砂を露出させて描いている(エッチング画法)。線の幅は 20〜30cm。



4002S
宇宙飛行士 Astronaut


4003S
犬 Dog


4012S
コンドル Condor





4005S
猿 Monkey


4008S
ハチドリ Humming Bird


4010S
クモ Spider


4014S
コンドル Condor




ミラドール





4015S
上空から見たミラドール


4018S
木と手 Tree&Hands





ナスカの町からハイウェイに沿って20km北上すると、ミラドール Mirador という観測塔がある。マリア=ライヘ女史が建てたやぐらで、地上絵を近くで見ることができる。
ミラドールへは、マリア=ライヘ博物館とセットになったツアーで行く。(訳あって私は無料で行った)
ツアー料金:s/.25 (約900円)


4019S
ハイウェイとミラドール観測塔


4023S
ミラドール観測塔から




● 遊覧飛行

地上絵は、セスナによる遊覧飛行を利用し、上空から眺めることになる。遊覧飛行は複数の旅行会社・航空会社が扱っていて、いくつか訊いて回るといい。よほどタイトなスケジュールかハイシーズンでもない限り、当日に直接予約すればいいだろう。シーズンにより料金が変動する(らしい)。
私は、泊まったホテルがセスナを持っていて、ホテルのやっているツアーを申し込んだ。面倒だし話を聞いて信頼できたので。料金もたいていどこも同じくらい。
ツアーは空港の送迎込み。US$35 (約4,200円)。フライトの前にビデオを見せられる。
セスナ機
日本人が多いのか、パイロットは日本語を話せた。同乗のスペイン人はスペイン語が無く不満げ。
意外にも、実際の地上絵はとてもわかりにくい。「えっ、どこどこ?」なんてこともしばしば。写真ではわからないが、向きも大きさも様々で、ちょっとすると見失う。何度か旋回をしてくれるので、じっくり探そう。地上絵は年々消えていくので、早めに行かないと無くなってしまう。

(十月八日)

● 注意事項

天候はもちろん、時刻も重要なファクター。地上絵が見やすいのは午前中と夕方。太陽が斜めに射すことで、線がくっきり浮かび上がる。
セスナは四人乗り(パイロット+乗客3人)。ペア(二人組)で申し込む場合、後部座席の2名並びを強く指定すること。ペアの観光客が多いので、気の弱い日本人が飛行機を分けられる可能性あり。
写真を撮る人は四人乗りの小型機に乗ること。特に後部座席に座ること。(前だと柱が邪魔する)
とても揺れます。人によっては激しく酔うので、体調を整えてフライトに挑みたい。





世界七不思議、その実際。

なぜこのような巨大な地上絵を作ったのか? その目的を巡っては、様々な仮説が飛び交い、星座を示す天文学説、宗教的な説、そして宇宙人説まで飛び出した。テレビなどの特集でも、常に謎めいたミステリアスな紹介がされている。
そこで今回、せっかく現物を見に行くので、地上絵に関する文献をいくつか調べた。世界七不思議のひとつなどとも言われるが、そのミステリアスな地上絵も現在では研究が進んでおり、やはり人間が歴史の中で作ったもののようだ。ちょっとがっかりの気もするが、以下に私の調べた結果を簡単に掲載する。

具象的な模様は、周辺で出土する古代ナスカ時代の土器に描かれている模様とほぼ一致しており、図柄から創造される鳥人説や宇宙人説よりは、ナスカ時代に人によって描かれたという考えの方が説得力を持つ。
有力な説は天体か天候を示しているという解釈で、マリア=ライヘ博士は地上絵と星座の動きの密接な関係を指摘している。また、多くの直線がパンパ南東部で一点に集中しているが、これは雨期の太陽の昇る方角に一致しているという見方もある。中心には儀礼の痕跡も残っており、太陽か雨に対する宗教的な意味も強いと思われる。
もちろん、これらに相反する研究結果もあり、やはり真相は謎、と言うことになるが、こういう解釈もあるということで参考にして欲しい。

今でも諸説があり、はっきり断定はできないが、私の思う有力説を極めて乱暴に申し上げれば、天体か天候か、いずれにせよ“季節、特に雨期に関係”しており、雨の少ない乾燥したナスカ地域の“雨を祈る豊穣の地上絵”だと思われる。有名な図柄のハチドリも、収穫の季節に活動する生き物で、農耕と関係していなくもない。

どのようにこの巨大な地上絵を作ったのか? その方法については、1980年代に実証されている。ロープと棒を使った拡大法が使われており、地上絵の線の端からは当時の測量の痕跡も発見されている。

(By Y.Kitagawa)


ALEGRIA
利用したツアーオフィス



周辺ツアー

ナスカ周辺の見所へツアーが出ている。有名なのは、プレインカ時代の渦巻状の採水口「パレドネス遺跡と水路」と、砂漠にあるナスカ時代の「墓地跡」
地上絵のフライトの前後に時間があれば行ってみてもいいけど、大したことは無かった。

いずれも所要2時間で、午前と午後にわかれているので、一日で全部行くことも可能。英語ガイド付き。
それぞれ ツアー料金:s/.25 (約900円)

私は午前(十時半)発の墓地跡へ行ってみたが、内容は暇つぶし程度。盗掘跡で、ちょっとグロい。
セットで土器製造と金精錬の工場見学があった。




アクセス

空路は、リマから地上絵遊覧がセットになったツアーが出ている。その場合も、ナスカでセスナに乗り換え。

陸路は、リマから長距離バスを利用。各社が毎日数本を運行しており、所要7時間。クラスにより料金が倍以上異なる。
→ 詳しくは次のページで解説

夜行バスで来て、地上絵を見て、その日のうちに出発することも可能。(おすすめはできない)




3913S
金工場の作業場


3914S
砂漠の盗掘跡


3915S
墓地跡の骸骨





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次は更に南下してアレキパへ向かいます。
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